『目を欺く話』
「夜咄ディセイブ」
──気味悪い僕の、一番不思議な咄をしよう
lyric*
ビバップな浮遊感 夜が次第に乱反射して
ツービートで光って たまには愚痴っちゃって良いかな
「ねえ、ちょっと話そうか。馬鹿な自傷症性なんだけど、
もうなんか収まらない。ネタ話だって体で一つどう?」
「じゃあ、ちょっと喋ろうか。僕の非凡でいて妙なとこ
平凡を装った 僕がずっと悩んでいる事」
「十年は経ちそうなある日『怪物』の声がして
心臓を飲み込んだ 『嘘をつき続けろ』ってさ」
「それ以来、僕は嘘つきで
騙せない人や物も無くなって
『怪物』に成り果てちゃってさ
…あぁ、ごめんね!泣かないで!全部法螺話だよ?」
「オーマイダーティ!もっと聴いて!」
僕の心を 我が儘を この嘘を 本物を
偽って、そっぽ向いて、嘘を重ねて
僕は今日もまた 徒然、嘲笑う
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カノ:榎木るな
#サマリバ_nana
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