【声劇】天才作家と限界の部屋
作家役:緒方 担当役:緒方
【声劇】天才作家と限界の部屋
- 14
- 3
- 1
新しいnana、難しい。
***
奇しくも某ハリー〇ッター第2部作みたいなタイトルになってしまいました。
そんなことはどうでもいい天才作家シリーズ第7部作です。
▽────▼────▽────▼────▽
台本のあらすじ:
天才作家『弓野』が仕事場としてマンションの一室を借り入れてから、はや1年。弓野の采配により好き放題されてきたその部屋の生活環境は、もはや限界そのものであった。
ある朝、原稿を受け取りに来た担当編集者の立花は、その触れざるを得ない現実に今更ながら気づく。そしてついに弓野本人にそれを指摘するが……。
▽────▼────▽────▼────▽
セリフ振り分け:
★:作家(弓野先生)※ユミヤ
☆:担当さん(立花)
☆「あの……先生。ちょっといいですか」
★「んー?どったの?」
☆「いやぁ、変な話なんですけど……この仕事場。こんなに狭かったですっけ……?」
★「えっ?いやいやハナちゃん、部屋が後から狭くなるわけないじゃない」
☆「いや、絶対に狭くなってますって」
★「そうかなぁ。引っ越してきた時と別に変わらないと思うけど……劇的に物が増えた訳じゃあるまいし」
☆「そ、そうですよね。劇的に物が……増えてる!!あっ、これ増えてますよ!!というか、ゲテモノ標本シリーズの占有率がどう考えてもおかしいと思いませんか!?」
★「思わないなぁ」
☆「じゃあ何で膝の上にいくつか乗せてるんですか!」
★「そんなに増えてないよぉ。微々たるものじゃない」
☆「じゃあ、試しに数えてみてくださいよ」
★「も〜。まず、ダイオウグソクムシちゃんでしょ〜」
☆「はい」
★「メンダコちゃんでしょ〜」
☆「はい」
★「オオコウモリちゃんシーラカンスちゃんアクティオンゾウカブトちゃんナンヨウマンタちゃんアレクサンドラトリバネアゲハちゃ(超絶早口)」
☆「ストップストップ!今まだ1割に満たないですよ!どう考えても増えすぎです、減らしてください!」
★「そ、そんなぁ!」
☆「流石にそろそろ仕事に支障が出ていますから、しばらくはゲテモノを増やすのをやめてくださ──ん?先生、何をモジモジしているんですか?」
★「え?あ、いや別にもう次の標本を既に買っちゃったとかではないです」
☆「それもう買っちゃってる人が言うセリフじゃないですか!今度は何を買ったんですか!?まさか、ダチョウとか……!」
★「……ドン……」
☆「はい?」
★「……メガロドンの化石(全長18m)」
☆「メガロドンの化石(全長18m)」
★「……えへへ」
☆「今すぐキャンセルしてください……!」
▽────▼────▽────▼────▽
あとがき:
こんにちは。もしくはこんばんは。もしくはアラッサーム・アライクム。七梨と申します。
久しぶりに天才作家シリーズの新作です。何やかんや、このシリーズが一番皆さんに遊んでいただいていますね。裏でひっそりコラボを拝聴してはいつも楽しんでいます。
6年振りの新作が過去一意味不明な内容で大丈夫なのだろうかと一瞬迷いましたが、そもそもこのシリーズが意味不明じゃなかった事なんて一度も無かったわと思いつつ世に放った次第です。今回も楽しんで頂けたら幸いです。
それではまた次回お会いしましょう。さようなら。もしくはマアッサラーマ。
*閲覧ありがとうございます!
*素敵なBGMお借りしました。(ぐだぐだな感じ/yuki様)
コメント
1件
- 七梨@声劇台本を書く人「新しいnanaを既にアンストしたなんて言えない……言えないよ……!(by.弓野)」 台本を演じていただきありがとうございました! また是非演じにお越しくださいませ!( ˘༥˘ )