【声劇台本】恋の盃、交わしましょう【予告風台本】

【トシロウ】soyo　【ユキ】鎖鳴　【台本】浅漬とまと　【BGM】しゅうまっちゃ様

トシロウ　朝、家を出るとそこには見慣れないガキが立っていた。 ユキ「頼もーう！！！」 トシロウ「なんだてめえ！どこの鉄砲玉だ！？」 ユキ「幼き日、命を救ってくれた恩義、お返しに参りました！さあ兄貴！盃を交わしましょう！！さあ！！さあ！！！！」 トシロウ「…は？」 ユキ　命の恩義を返すため単身任侠一家に乗り込んだ私。仁義の心とお色気でトシロウの兄貴をメロメロにっ トシロウ　（かぶし気味に）「アホ。そんな洗濯板つけた寸胴鍋のどこに色気が？」 ユキ「ええー、サラシ巻いてるからですよ。ほらっ。」 トシロウ「めくるんじゃねぇ！！慎みをもて！！このクソガキ！！」 トシロウ　最初は鬱陶しいだけだったのに、いつの間にか隣にいるのが当たり前になっていた。 ユキ「…兄貴のそばにいられてよかったな。」 トシロウ「お前、なに神妙な顔して…」 ユキ「なんてねっ！やだな、兄貴、約束したじゃないですか。いつでもどこでもおそばにピッタリのゆきですよ！」 トシロウ「…めんどくせぇやつ。」 トシロウ　　鬱陶しいはずのこのガキが嫌いじゃなかった。 ユキ そばにいられる期限は決まっていた。 トシロウ「この、クソガキっ、おい、ユキーー！！！！」 ユキ「トシロウさん、大好き。」 ユキ　映画『恋の盃、交わしましょう』 トシロウ　2025年　秋公開予定 ユキ「この盃は永遠に手放さないから。」