アルジャーノン (2番Aメロまで)
ヨルシカ🦌
アルジャーノン (2番Aメロまで)
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"ぼくの知能が遅滞していたときは、友達が大勢いた。
いま(手術でIQがあがってから)は一人もいない。"
※小説『アルジャーノンに花束を』より
▪️
少し個人的考察を書かせていただきます。
※今回、ネズミのアルジャーノンには言及しません
キャプションの冒頭文は
小説『アルジャーノンに花束💐を』より、
心理学研究者によって、知能遅滞から天才に改造された
主人公『チャーリィ』の言葉からの抜粋です。
歌詞の
『貴方はどうして〇〇をくれたんだ』
というのは、
そのほとんどが『知能を授けた』心理学者の改造実験
のことを示しているように思います。
ただひとつだけ
『貴方はどうして僕に名前をくれたんでしょう』
だけは、違う意味があるように感じます。
チャーリィという名前は、親が授けた、
知能改造される前からの名前です。
しかしチャーリィを改造した心理学教授Nは、
チャーリィを『自分が創った改造人間』として
扱います(少なくともチャーリィはそう感じます)。
チャーリィ自身、知能改造された後は、
『知能を求める心が、愛情を求める心を排除してしまう
ことがあまりに多い』ことに気づいてしまい、
心理学教授Nよりも
いや、世の中の誰よりも遥かに高い知能を持つことで、
孤独感を深めていきます…
知能とは、なんなのか?
こころとは、なんなのか??
なんで、ぼくはりこうにされたのですか??
…そんな葛藤が歌にも現れているように思います。
▪️
結果として、
知能改造は一時的な効果しかありませんでした。
それを最初に突き止めたのは、
皮肉にもチャーリィ本人でした。
チャーリィは、
自分が近い未来に白痴に戻ることを確信しながら
だんだんと、知能をなくしていきます。
バベルのとうがくずれていくのをながめるように。。
▪️
小説をしっかり読んでから、歌ってみたくて、
このタイミングでの再投稿です。
ラストの部分も、また投稿したいと思います。
▪️歌詞
貴方はどうして僕に心をくれたんでしょう
貴方はどうして僕に目を描いたんだ
空より大きく雲を流す風をのみ込んで
僕のまなこはまた夢をみてた
裸足のままで
貴方はゆっくりと変わっていく
とても小さく
少しずつ膨らむパンを眺めるように
貴方はゆっくりと走っていく
長い迷路の先も恐れないままで
貴方はどうして僕に名前をくれたんでしょう
貴方はどうして僕に手を作ったんだ
----以下、当サウンド外の歌詞----
海より大きく 砂を流す波も呑み込んで
小さな両手はまだ遠くを見てた
あくびを一つ
僕らはゆっくりと眠っていく
とても長く 頭の真ん中に育っていく大きな木の
根本をゆっくりと歩いていく
長い迷路の先を恐れないように
いつかとても追いつけない人に出会うのだろうか
いつかとても越えられない壁に竦むのだろうか
いつか貴方もそれを諦めてしまうのだろうか
ゆっくりと変わっていく
ゆっくりと変わっていく
ゆっくりと変わっていく
僕らはゆっくりと忘れていく とても小さく
少しずつ崩れる塔を眺めるように
僕らはゆっくりと眠っていく
ゆっくりと眠っていく
貴方はゆっくりと変わっていく とても小さく
あの木の真ん中に育っていく木陰のように
貴方はゆっくりと走っていく
長い迷路の先も恐れないままで
確かに迷いながら
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