〈第3話〉協力【前編②】
台本:由季 BGM:『ad-lib piano BGM 若草色』レーニャ様
〈第3話〉協力【前編②】
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【Normal】〈第3話〉協力【前編②】
アレン「………驚いた。ヤードにも女性が居らっしゃるんですね。」
レベッカ「よく言われます。……責任者は"あなた”ですか?」
あえて知らないふりをするレベッカに律は違和感を感じる
律「………(まただ。何でこの人は知らないふりをするんだろう)」
アレン「あぁ、責任者は中ですよ。どうぞ、お入りください」
アレンは扉を開け、3人を中に促す
レベッカ「どうも。」
アレン「悪いが、これから俺は買い出しに行ってくる。案内は頼んでもいいか?」
莉乃「お任せ下さい!」
律「"例”の補充ですか?」
アレン「まぁな。」
莉乃「え!"もう"なくなっちゃったんですか?"お砂糖”!」
アレン「いつものことだろ?」
律「………確かに」
アレン「ごゆっくり。」
アレンは今度こそ事務所を後にした
莉乃「それじゃあ、シャルロットさんの所に行きましょう!」
レベッカ「(シャルロット・マリー…面白さを天秤にかけて依頼を選ぶ変わり者、か)」
莉乃と律を先頭に中を進んでいく
レベッカは歩きながら、情報を整理する
律「ヤードの人だったんですね」
思考は止めずに、会話にも意識を注ぐレベッカ
レベッカ「別に隠すつもりはなかったよ?」
律「じゃあ、何で、"知らないふりをするんですか”?」
"予想外”の言葉に思わず、思考を止める
それでも、歩みは止めない
レベッカ「…え?(気づかれた…?)」
莉乃は補足する
莉乃「律は嘘に敏感なんです。…律もあんまり踏み込んじゃ駄目だよ」
律「…すみません」
レベッカ「…詳しいことは全員集まってからね」
莉乃「はい!」
レベッカ「…そうだ、ギルバートもよくここを出入りしてたんでしょ?」
律「らしいですね。僕たちはまだ会ったことないですけど。」
レベッカ「…そう」
莉乃「あ、ここです!」
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