シュレディンガーの???
「」×『 』
シュレディンガーの???
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「好きなんだ、君のことが気になって仕方がないんだ」
「雨は、本当に上がったのかしら?」
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。°.。おねがいごと❅°.。
・過度なアドリブ、世界観を壊すようなお芝居は❌
・使用する際は伴奏者様への拍手かコメントをお願い致します。
・台本の持ち出し、コピペは御遠慮ください
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雨が降っていた
その日はずっと雨で
遠くでは雷が鳴っていて
何かがおかしいと
ずっと
何かが
歯車が噛み合わなくて
ずっと
ずっと
「コーヒーをひとつ」
『トーストをひとつ』
彼女が僕の横で頼む
彼が私の横で頼む
その心地よい声は、嫌でも耳に残る
僕は砂糖がたっぷり入ったコーヒーを頼んだ
私は蜂蜜がたっぷり塗られたトーストを頼んだ
「良かった、もう居ないのかと思った」
『良かった、もう居ないのかと思った』
僕は珈琲をひとくち
私はトーストをひとくち
口に運んだ
「雨の日はいつもここに来るの?」
『そう。君も?』
「僕は、その…偶に」
『そうなんだ』
「ずっと…話しかけていいのか分からなかったんだ
でもどうしようも無く惹かれていた」
『それ、本当に私に?』
「……君に」
『そっか』
『ごめんね』
「あ、雨上がったみたいだ…ねえ、」
『次も、逢えたらいいね』
そう言った君の顔はどこか寂しげで
可愛らしい傘と共に
彼女は店を出ていった
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『 雨が止んでも、言ってくれる?』
あの日
雨が酷く降っていて
雷も近くで鳴っていた
眩い光の後
私の目の前であの子が消えた
彼が見ているのは、私じゃない
あの子の残像だ
あの日私は
あの子になってしまったのだ。
スワンプマンのような違うようなお話
同時に雷に打たれて中身が入れ替わり
片方は残念ながら消えてしまった
会話はちぐはぐで、彼はそれに気付けない。
変わってしまったのは自分だけなのだから。
彼女はこれからずっと彼の憧れの存在として生きなければならない
果たしてそれは幸せなのだろうか
彼の瞳には何が映っているのだろう。
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bgm:ニャータイプ様
台本:白姫
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コメント
1件
- 篝お借りいたしました。素敵な台本、ありがとうございました。