【長編BL台本】綺麗な君に恋をした【第4話】

櫻井「」山田『』

『や、や、っ、山田、悠真、です、よ、よ、よろしくお願い、しま、す』 ▼初めてこいつを見た時 変なやつだと思った 「隣の席、山田？よろしく」 『っ、さ、櫻井くん、よ、よろしく』 「？」 ▼いつも吃ってて喋るのおせぇし 何もねぇとこで転けてるし クラスでは笑いものだ 『痛っ……』 「山田、どうした？」 『っ、なんでも、ない』 ▼虐められてても無理して 気色悪い作り笑いしてて 「山田の上履きに画鋲いれた奴誰だよ」 『っ、さ、櫻井くん、いいよ、別に』 「いいわけねぇだろ」 『で、でも、そんなことしたら、櫻井くんまで』 「うるせぇな。俺はこういうことする奴らが許せねぇんだよ。」 『っ、』 ▼柄にもないことしてしまうくらいには 山田のことが気になっていた 『さ、櫻井くん、さっきは』 「別にお前のためじゃねぇから」 『う、うん、でも、ありがとう』 「……」 『お、俺、のこと、助けてくれたの、本当に嬉しくて』 「はぁ？だから、お前のためじゃ」 『……櫻井くんは、優しいね』 ▼純粋で綺麗な山田の瞳(め)に 鼓動が早くなる 「っ……見んな、キモい」 『あ、ごめっ、』 「つーか！お前、男だろ！笑いものにされてて恥ずかしくねぇのかよ！少しは言い返したりしろよ！」 『な、慣れてる、から、こういうの』 「チッ、うぜぇ」 『あ、さ、櫻井く、ん』 ▼キモいしうぜぇだけなのに 山田から目が離せない 「ほんと、うぜぇ……」 ✄---------------------------------------------------------------- ▼:ECHO推奨 「」▼:櫻井 愛斗(さくらい まなと) ・とにかく顔がいい ・陽キャ ・山田のことが気になっている 『』:山田 悠真(やまだ ゆうま) ・カメラが趣味 ・人と話すのが苦手。吃る。 ・教室ではいつも一人 ・悲観的 【作者の独り言】 第4話ですねー！今回は回想シーンになります！▼はセリフと重ねれば時間内に収まると思います。新しいクラスになった時、自己紹介するじゃないですか。山田は人の目が苦手で話すのも下手だけど俯きながらも吃りながらも一生懸命自己紹介したんです。だけど初めの印象って本当に大切で、そのせいでいじめの対象になってしまったんですね。櫻井も初めは山田をおかしな奴だと思っていたけど少しづつ山田のことを知って変わっていくんです。そして純粋で綺麗な山田の瞳に惹かれてしまうんです。自分では認めたくないけど、もう手遅れなんですね。良きですね。自分で書いててニヨニヨしてました。私が1番きめぇです。 ✡綺麗な君に恋をした https://nana-music.com/playlists/3983580 #綺麗な君に恋をした #BL #BL声劇 #二人声劇 #ponの台本