Color-less #今鍋公式
終焉ノ栞《中編》
「____てるのか…。おい、おーい!」
ハッ!と顔を上げると、目の前にいたのは見知った顔。俺の幼馴染である男がいた。
「ったく、授業中に寝て休み時間にも起きないとか、すごいやつだなお前」
そう言って笑う幼馴染は、白い歯を見せながら笑った後、俺の前にある席に座って、真っ直ぐに俺を見つめながら言った。
「なぁ、お前さ。これで、何回目なんだ?」
「____てる?…おーい、起きてる?」
肩をポンポン、と叩かれ、バッと顔を上げた俺の目の前にいたのは、同級生である女の子。
「あ、起きた。もう、お昼休みだよ?ご飯、食べないの?」
そう言いながら、可愛らしいピンクのお弁当箱を取り出した同級生は、俺の席から少し離れた場所にある席に座って、横目で俺を見ながら言った。
「次は、もっと上手くやろうね」
「____ねぇ、起きて」
凛とした声色に、冷や汗をかきながら慌てて飛び起きた俺の目の前にいたのは、委員長である女の子。
「あら、起きた?おはよう」
そう言いながら委員長は、俺の目の前にある席に座って、目を細めて笑った。
「もう少しで、放課後ね」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
🌫気まぐれな情景 描く筆先
産声あげた一人のシニガミと
🌳シナリオ不在 壊れかけのファンタジー
作者unknown 賢い人達の出来レース
📚暗転 🌳転がるサイコロは
📚反転 🌫筒抜けのプロローグ
🌳願った代償 意味をそっと胸に納めて
🌫顔無し鬼 見つけ出す そう 逆さかくれんぼ
📚始まりのページは何色?
あの日咲いた花の笑顔はニセモノ?
🌫これからの僕ら 卜占する名無しの言の葉
🌳一粒の本気 見つけ出そう 夢の続きと
🌫終焉へ 📚この手で
コメント
まだコメントがありません