春を待つ スローテンポ
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春を待つ スローテンポ
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僅かな命だと話す
あなたの目が揺らいだ
緩やかに確かに時が過ぎる
虚ろな日々を綴っている
冷え切ったその手を握っても
乾いた咳嗽が静まることはなかった
明日が見えなくたって
僕が照らすからまだ消えないでよ
春を待つ声がひらひら響いて
虚空を舞ってる
白雪のように 花のように ただ儚く
溶けてゆく時の中
交わした温もりが冷めたら
そんなあなたを春風が攫ってく
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