朝焼けが背中を刺して
閉じたドアの向こうで
怖い声が言った
「本当の気持ちは誰にも言えないのに」
「最後は地獄へ落ちるだけなのに」
映画も 陽だまりも 卒業式も
あふれる音楽が流れ終わったなら
寂しいけれど お片付けをしなくちゃ
ねぇ こうして もらいすぎたものを返せたら
そのために生まれてきた と思える
それならば誰があなたを起こすの、パジャミィ
晴れた お別れの日に
こんな曲を流すように
とっ散らかしたおもちゃと長い袖が
やっぱくすぐったくて
涙ぬぐって笑おうぜ
裸足で蹴り飛ばして 宙に向けて放った
大事なわたしのこころの時間かせぎ
お願いあなたを忘れぬままで、パジャミィ
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