声劇 探偵はワインボトル片手に
台本:あいざわ 読み手:朱桜
声劇 探偵はワインボトル片手に
- 29
- 0
- 0
素敵な台本をありがとうございます。
挑戦してみました。
録り直す可能性がありますが、御了承を。
以下、台本。
※尺の関係で一部(«»箇所)を改変させて頂きました。
──────────────────────
もう分かってるさ。
君、私を殺して犯人に仕立て上げる気だね?
それでわざわざ
真夜中に私の部屋に来た訳だ。
この部屋は内側に鍵が付いてる。
大方入ってくる時に手が後ろにあったのは
そのせいだろうね。
ボトルを反対の手で上に掲げれば、
注意がそっちに向くからさ。
甘いね。まあ、言ってしまえば
最初から可笑しいと思っていたんだよね。
君みたいな礼儀正しくて
毎日規則正しい生活を送っているような人間が、
まさかワインボトル片手に
「今夜酒飲みに付き合え」だなんて。
確かに、態度はいつもと変わらない。
でも君の目は殺意で満ちている。
探偵社で追っている一連の殺人事件...
あれも全て君の仕業なんだろう?
無駄だよ。ちゃんと証拠はあがってる。
はぁ....全く。探偵が聞いて呆れるよ。
自分自身で面倒事を増やすなんてさ。
...ああそうだ。あと一応言っとくけど、
君には私を犯人に仕立て上げるのは無理だよ。
きっと私は、武力では君に勝てないだろう。
だが...私の方では少し考えがあってね。
最初は苦労したよ。
君の信用が深すぎて、
ほぼ誰も信じてくれなかったんだから。
でも...今は違う。出てきていいよ、皆。
«さて、君はもう逃げられないと思うけど...どうする?»
#声劇 #声劇台本 #朗読 #朗読台本 #本と万年筆
コメント
まだコメントがありません