林檎売りの泡沫少女
黒髪ストロングP
林檎売りの泡沫少女
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色付いた町外れ 蒼く光る湖畔 赤い実のお菓子屋
ちょっぴり寒くなった
今日は妙に誇らしげ 自信作を売りに行く
待ってて 今度こそ美味しいんだから
時計塔の見える市 驚いた
珍しく賑やかね La La Lu La Lucky!!
物憂げな街の隅 ひとり赤い実のパイどうですか
自信作なの
そんなのひとつも売れないさ
少女を見て蔑む人達
皆と何も変わらないのに 美味しくできたのに
今日も声は届かないのね
まるで透明になったみたいだわ
そうして誰もが知らぬ振りをした
何故なら少女は呪われてるから
死んだ世界で唯ひとり生きていた少女の話
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