🎴19-①
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🎴19-①
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録音
⚠この先~の前にリップノイズが入ってます
①「はぁ…思い出したくない過去…ねぇ。」
俺の中には何個か疑問点が浮かんでいた。
リンは何故あの時、過去を言わせようとしたのか。出会って数時間後も経たない子達に話させて何になるのか。リンについて、分からないことが多すぎる…
そんなことを考え、リンを信用しない。って結論づけた。
「思わず、着いてきたはいいもの。
情報が多すぎる…上手くやって行けるか不安だ」
この先待ち受けているであろう壁の多さに頭を抱えているとスマホの通知音がなった。
②「はぁ…親父かよ…。」
色んなことを習わせてくれた親父と母さんに感謝はしていた。
でも、もっとクラスの子達と遊びたかった。
俺は所詮父親の下僕でしかない。
産まれてからずっと、言われたことを守らなければそれなりの罰は当たり前だった。
窮屈なあの家が嫌いで、家出してきたのに。
「あーうるせぇ、また親父。。くそババアに…兄貴まで。あー!!ほんと、ほっといてくれよ」
ある程度の頻度で送られてくる、“帰ってこい“のメッセージに嫌気がさしていた。
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