金魚鉢(その1)
たま
金魚鉢(その1)
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作詞 知久寿焼
作曲 たま
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夜の巨きな金魚鉢
まっかにうろこを光らせて
遠くまで声を響かせて
砂漠のはしまで届かせて
ふくらんでいく海と
沈んでいく町並み
ほらぼくの家の花壇の花びらたち
舞ってる
まっ白な長い尾をひいて
夜空を横切るおっと星
ぼくらはさびしい植木鉢
あの日の花壇に眠らせて
ふくらんでいく海と
沈んでいく町並み
ほらばけつの中でくるくる泳ぐ
ねづみたち
町はへんてこおるごおる
巨きな団地をふるわせて
ぼくらのすてきなみかん箱
鏡の割れた宝石箱
ぼくらの眠る時刻
いつのまにか過ぎてる
きっとぜんまい巻きのアルバイト達
足りないよ
時計台の下まで
草の中を歩こう
かたつむりを踏まないように
慎重に歩こう
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