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賑やかで楽しいパーティから数日経った、ある日の深夜。
思うように寝付けず、同室のメンバーを起こさないようにこっそりと寝室を抜け出して談話室へと降りていくと。
パチパチと爆ぜる薪の灯が眩しい暖炉。どうやら先客がいたらしい。
「ソファに隠れたつもり…?見えてるよ、誰かさん。」
「!…シャルロッタか、びっくりした…。」
「おや、ルーク。私だったらいいと…?…ふふ、なんて意地悪は言わないよ。ホットミルクでも飲もうかと思うんだけれど、一緒に飲む?」
「うーん……」
返ってきたのはどこか困ったような表情。最近は見かけるたびにこんな感じだけれど…。
「…もしかして、ダンスパーティのこと気にしてる?」
「!…だってシャルロッタ、踊ってなかっただろ?あんなに_______」
パーティが始まって早々に自分が足を捻挫してしまったため、ペアである私もあまり踊れなかった、と申し訳なさでも感じていたのだろうか。
実際、私が踊りに行かなかったのは事実。
それは、どうしても踊りたいわけではなかったから。楽しそうに踊る友人たちを、そっと見守れただけで私には充分あの場に居た価値があった。
何より、友人として自分を誘ってくれて、不慣れなダンスの練習を頑張っていたのに怪我してしまった彼を一人で放っておきたくなかったから。
でもそれを伝えてしまうことは、無粋だよね。
「じゃあ」
彼にとって、私からの仕返しと受け取れるように。
俯く彼の、視界に入るよう手を差し出して。
「Shall We Dance?」
「!!…アハハッ、それ、俺のセリフのはずだけど!!」
-lyric-
🐺シャルロッタ・ウォルフィ(cv.みっさん)
🐶ルーク・リュンヌ(cv.びゃく)
🐺あなたの指が その胸が その瞳が
🐶眩しくて 少し 眩暈がする 夜もある
🐺それは不意に落ちてきて あまりにも暖かくて
飲み込んだ 七色の星
🐶弾ける火花みたいに ぎゅっと僕を困らせた
それでまた歩いていけること 教わったんだ
🐶🐺神様 どうか 声を聞かせて
ほんのちょっとでいいから
🐺もう二度と 離れないように
🐶あなたと二人
🐶🐺あの星座のように
🐶結んで欲しくて
#ぽたなな応援団 #らすほぐらいぶ
※企画非公式サウンドになります。
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