【一人読み】仮面【声劇】
読み手:あなたのお名前 台本:まお
【一人読み】仮面【声劇】
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(以下一人の台詞です。友人と話しています)
「明日雨だって」
「低気圧だめなんだよね」
「うわまたLINEめっちゃきてる」
「心配してくれてるの、ちょっとスマホ離してたから」
「ごめんね少し待ってて」
「お待たせ、うん平気」
「束縛?かなあ。私は嬉しいけど」
「一緒に居ない時でも私のこと考えてくれてるんだって、嬉しいよ」
「えー、そんな大げさな話じゃないって」
「それでなんだっけ?あぁそうだ同窓会ね、うーん、厳しいかもなあ」
「残念だけど、彼氏が嫌がるからさ」
「楽しんできてね」
(セリフの裏で)
うそ、うそ、うそ、うそ(セリフが終わるまで繰り返し)
(以下独白)
相手の求める自分でいないと愛してもらえない。無理した分だけ心も身体も傷付いていく。それでも一人じゃ生きられない、必要としてくれる人が居るならその期待に応えたい。
笑顔を作るのが得意になった。声のトーンで感情はごまかせると知った。
こんな私を必要としてくれる人に報いたい、役に立ちたい、捨てられたくない。
何でも言うことを聞くから、見捨てないで。
ぽたりと床に落ちた雫は、何色ですか。
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