73-ヨミ
続きです。
73-ヨミ
- 1
- 0
- 0
___
台本73
(金属音)(弾く音?みたいなものが良いかもです)
🐦大きな金属音が響き渡った。恐る恐る目を開けると、目の前は、真っ黒に染まっていた。
🐦「……え?」
🍃「ギャァァァア!!!一つ目の大きい化け物ーーー!!!!!」
🌕「……どうなってんだ。小鳥サイズのが、急にでかくなったぞ……!」
🐦黒かったのは、カラスのような黒い羽だった。大きな一つ目の化け物が、桃花の前に立ち塞がり、嘴でハサミを受け止めていたのだ。そして、そのハサミを床に叩きつけると、嘴を大きく開け、吸い込み始める。
💍「皆!手すりにしっかり捕まって!」
🐦天使ちゃんの合図で、皆が一斉に捕まった。その鳥のような化け物は、凄い勢いで、頭の割れた人達や、桃花を吸い込む。
(強風の音)
👻「ギ、ギギッ……!なんなのよ、こいつ!!!い、いや、消えたくない!!!イヤァァァア!!!!!」
(飲み込む音)
🐦吸いこみ終わると、上を向き全部飲み込んだようだ。そして、その化け物は、私に顔を近づけてくる。
🐦「キャッ……!?」
🐦食べられる……!と思った瞬間、おでこに固いものが当たった。
そう、嘴を私のおでこに当て、そっとキスをしてくれたのだ。
-----------------↓ここから取ります。
一つ目で私を見つめた後、後ろを向き、大きく羽を羽ばたかせ、黒い空へと消えていった。最後の方で一瞬、可愛らしい三本の触覚をはやした、小鳥のように見えたのは、気のせいだっただろうか。
🍃「終わった……のか……?」
🐦三角コーンを抱き締めながら、壱さんが呟く。他の面々も疲弊していたのか、安堵した表情を見せていた。
💍「まだだよ。」
🐦全員が、天使ちゃんの方を向く。彼女は、ニッと笑った。
💍「ここから、脱出しないとでしょ?」
コメント
まだコメントがありません