一人声劇「金木犀」
読み手 様/演奏 ri-様/台本 伊織
一人声劇「金木犀」
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#riオリジナルBGM #作曲 #一人声劇 #声劇台本 #朗読
BGM開始~)
「先生、人にとって幸せとは何でしょうか」
少し目を開いて微笑んだ貴方は、消えてしまいそうだった。
これは僕の記憶
……僕とともに、失われていく記憶
(1:10~)
なるべく嘘はつきません
部屋は綺麗に
人を愛するように
多くのものから目を背けていたら、僕は、とても弱くなってしまいました。
……貴方を。
大切な人さえ、守れないほどに。
(0:52~)
「僕たちは、ただ死ぬために生きているのですか。
何を成しても、為さなくても、死はいつか訪れる。
ならば僕たちは何のために笑い、嘆き、今日を生きれば良いのでしょうか」
「教えてください、先生……」
(0:32~)
人は生きるために死ぬのだと言う
意味などないのだと
生きてこそ、生きてこそ
絶望に等しい言葉を唱え続けて
それでも、僕が生きて来れたのは、
貴方が、綺麗で温かかったから。
「先生、どうして僕を置いて、行ってしまったのですか」
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