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【2人声劇台本】『君の音(キミノネ)』
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久しぶりの台本です。 世の中に、同じ音はひとつとして存在しない。 君の話し声は些細な感情ひとつで響きが変わる。 いつも変わらないように聞こえる機械音だってそう。 携帯の通知音だって、どこで、どのタイミングで、どの相手から、どんな内容のメッセージか。 あなたの気持ち次第で、全く異なる響きへと変わる。 無数の音が溢れる世界だからこそ、心を揺さぶる唯一無二の音がある。 そんなことを想いながら書いた台本。 自由な解釈で好きに読んでくれると嬉しいです。 (以下台本) --------------------------- (前奏) ○響く。 ●優しく、高らかに。 ○右手がそこに触れたとき、  君の世界に繋がるんだ。 (愛しいだけ〜) ○弾む心臓。 ●止まる指先。 ●浮かんでは消える言の葉を、  必死に捕まえようともがいてる。 ●高鳴る鼓動。 ○浅い呼吸。   ○静寂を破る振動を、  ただひたすらに待ち続ける。 ●揺れる ○揺れる ●触れる (連れて行って〜) ●人差し指から飛び出した、  拙い緑のメッセージ。  どんな顔して見てるかな。  ちゃんと心も届くかな。  永遠に感じる一瞬が、  心臓を掴んで離さない。 (連れて行って〜) ○手のひらに広がった、  ほのかに甘いメッセージ。  どんな顔していいのかな。  ちゃんと気持ちを返さなきゃ。  優しく淡い言の葉が、  頭に残って離れない。 ●白く熱い音の粒が、 ○空を舞っては消えていく。 ●紡ぐ。 ○紡ぐ。 ●振動を。 ○弾む。 ●弾む。 ○心臓が。 ●伸ばした左手。 ○繋がる世界。 ●時も忘れて降り積もる。 (2人で)熱を帯びた、君の音が。 #2人声劇 #二人声劇 #声劇台本 #声劇 #台本

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