【一人台本】縛りと開放
伴奏 りーす。様 台本 もえか 演者様
【一人台本】縛りと開放
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「命」を前にした途端、頭がとても混乱する。
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以下台本
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いつの間にか産み落とされたこの世の中で
「命」とはそれぞれ、誰のものでもない。
自我を持つ時点で、体の持ち主のものだ。
「死にたい」とつぶやいた相手に
「死なないで」と縛る権利は、僕にはない。
あるのは「止める」権利だけ。
縛ってしまえるほど、
相手の人生を背負えないのだから。
もしもその先で、相手が一線を越えたら、
僕はどうするか。
激怒しようが、涙が枯れるほど泣こうが
もう帰っては来ないのだ。
後悔しても、後を追ったとて、何もならない。
数年も経てば、また当たり前に日常へ戻るのだ。
そういう人間であることは、僕が一番知っている。
失いたくないと願おうと
人間は時にとても脆く、時にとても非力だ。
そしてこう嘆いてることさえもまた、
自分の澱みの一部となった。
どれだけ自分を憎んでも
世の中を恨んでも
結局「生きて行くしかない」縛りが、僕にはある。
開放された人間は、どこへ行っただろう。
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優里さんの「かごめ」を昨日聞いていて考えついた台本になります。
私はネットで出会った、大切な人と呼べる存在が数人、その中でも最近、毎日のように通話をする数年来の人がいる。各々の場所で戦っていれば当然、疲れてしまうときが来る。
「もうこのまま飛び降りれたら」そんなメッセージを見たとき、私の中に嫌な音が鳴り響くけれど
伝えられる気持ちは「一緒に生きていたい」だけ。
その後の責任は何も取れないから、最近は止めていいのかすら悩みます。でも、止めずに後悔はしたくないし、みんなで生きて、まだやりたいことはたくさんある。
「叶えようね」と言ってくれた言葉を信じて、私は止めることを選択しています。
それでも、やはり、もしもの時を想像するがあまり、止めるどころか、もはや嫌われたほうが楽なのではと、そんな縛りも私の中にはあります。難しいですね。
コメント
2件
- もえか@出現率不定期
- yuf台本お借りしました。 ありがとうございます😊