僕らはどこにいるんだろう、
あなたはどこにいるんだろう、
あなたをあなたにしてるもの、
それは一体なんだろう。
チョコレートを見てる両目や、
温もりを伝える両手や、
潮風を感じる鼻先、
日の光に透ける髪の毛、
きれいに磨かれた爪先、
愛しさに波打つ心臓、
不思議を考えている脳、
そのすべてを作る細胞。
それは一瞬で壊れては、
増えてすぐに入れ替わってく、
君がただの物質ならば、
とっくに君はここにはいない。
その笑顔、
その涙、
どこからくるのだろう?
いつだって何度も何度も確かめたいよ、
形無きあなたの存在を。
橙色に染まってゆくウロコ雲に震えてる、
宝石のような心を。
いつだって何度も何度も確かめあおう、
僕らが生きてる奇跡を。
あなたの姿を越えたとこに、
あなたがいるということを。
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