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それはあまりに人間的な
💛素気ない風が粛々と葉末にすがる雨露をさらう
街の明かりが彳んだ夜の暗がりを静かに摘んでゆく
👑薄暮に霞む後影 行人織りなす街路の淡彩
古い市門に消えてゆくあなたの背を目で追った
⚔️踊るに似たるその歩み隆ときまって甚だ可憐で
宵に急かされ駈け出した さざめく春から逃げるように
⚡️この世界に価値はないと馬鹿にして嘆いた声ですら
愛し子をあやすように世界が笑って恕すのだ
⛪️そんなことに気づかぬ儘、児戯にも等しい詩を書いた
近づくことを諦めて、側に来て欲しいと呼ぶように
💛嗚呼、あなたのように生きたなら、僕はこんな化物なんかにならずにいられたのでしょうか
悲涙を湛えぬその目はこの世界をどれほどに美しく映してるのでしょうか
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