【朗読】夏の仕返し
台本: スイカ様
【朗読】夏の仕返し
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素敵な台本読ませていただきました。
ありがとうございました。( ´ω` )
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「 夏の仕返し 」
夏を食べてしまった。
なにもかもどうでもよくなって、
思い切りごくりと呑み込んだら、
私の夏は、綺麗さっぱりなくなってしまった。
味わったこともないくらい
美味しい味のする君をむしゃむしゃと
お腹の中に溜め込んでいたら
ふと思ったのだ。
蝉の鳴く声も、打ち上げ花火の音も、
もうぜんぶ聴けないのか。
そう気づいた途端に
君のことが恋しくなって、
寂しくなって、
君を食べたことを
少しだけ後悔した。
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