「そういえば…今日は花火大会、でしたね」
今回で開催52回目となる毎夏の祭事を忘れる程、大きな仕事が進行する中、さあ本日の業務は終えて帰ろう…という時
「丁度花火があがるぐらいの時間だろうか」
「…少し見て行きませんか?」
と、2人はIGH本社ビルの屋上へ向かった。
丁度辿り着いた頃、遠くで聞こえるアナウンスと共に大きな花火が打ち上がる。
「静かな屋上で君と花火を見て、タバコに火をつけて… ふふ、気分が良いな。」
「またタバコですか…これじゃ僕とタバコと、どちらが貴方の恋人かわかりませんね?」
「はは、この子も相当に魅力的ではあるが…私の恋人は君以外あり得ないとも。」
ドーン、と花の咲く音に掻き消されないよう、寄り添うようにしてポツポツと他愛無い話をする。仕事の話、夕飯の話、家族の話…
「一つ昔話をしよう。私が大学生の頃…もう十数年も前か」
いつの間にか花火を見ることもやめて、鮮やかな光を背に感じながら互いを見つめていた。
「当時の恋人と私の友人とそのまた恋人と、所謂Wデートというものだな。花火大会の開場で待ち合わせて……
ああ、この話はするべきではない、かな?妬いてしまうか?」
「過去の話でしょう、妬きませんよ。それに、…貴方の事ならなんでも知りたい」
未だざわざわと遠くの祭の様子や働く人の気配を耳にしながら、帰路に着く。
今は──…いやいつだって、楽しげに話す目の前の恋人の姿が、大輪の花より美しく写っている。
『最後の花火を一緒に見た恋人たちは、いつまでも幸せに暮らすらしい』
そんなジンクスがあったことも忘れ、この幸せが永遠のものであると、疑う事もなく。
「来年も一緒に花火を見ましょう」
「ああ。この先ずっと、一緒にな。」
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👁🗨(✒️)
「最初から君を好きでいられて良かった」
なんて
👁🗨空に歌うんだ
✒️詰め込んだ夢を 打ち上げる場所
探し求めて この街から出た
👁🗨震える着信 電源を切った
燃え出す導火線 誰も止められない
👁🗨(✒️)世界の終わりが
👁🗨今訪れたとしたら
👁🗨(✒️)全部ほっぽって
✒️👁🗨ふたり永遠に一緒なのにね
👁🗨(✒️)
Like a Fire Flower
僕が 消えちゃわないように
火の粉散らせ 夢打ちあがれ
「最初から君を好きにならなきゃ良かった」
なんて 嘘までついて
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【花火大会当日の行動】
仕事が忙しい2人は花火大会には行かず、
職場の屋上で会話を楽しみながら花火を見る。
絵・動画: 𝑅𝑖𝑛𝑁𝑒 (Wand Monochrome👁🗨)
https://nana-music.com/users/9534392
キャプション: gezu (Inky Navy✒️)
https://nana-music.com/users/7544218
#異形の館
#異ノ頭花火大会
#インワン
#FireFlower
#halyosy
異形頭企画『異形の館』
https://nana-music.com/users/10414285
コメント
3件
- 和泉屋
- 𝑅𝑖𝑛𝑁𝑒
- 和泉屋てぇてぇ…てぇてぇよ…_:(´ཀ`」 ∠):_… インワン最高にてぇてぇです……( ✋˘ ˘👌 ) 声の相性も抜群だし、もう、良きの良き良きの良きマル過ぎます✋🏻( ˘ω˘ 👌🏻) あ、突然すみません、シェリーちゃんの中の人です(๑❛ڡ❛๑)☆テヘ 中身こんなんで申し訳ねぇす……