【一人用声劇台本】とある日常の1ページ

読み手:　　　台本:紅葉。

しとしとと降り注ぐ雨 ビニールを滑って、落ちて、地面で跳ねる そんな光景をただただ、何もせずに眺めていた 裏路地で猫が鳴いている そのことに気づいて、見てみれば薄暗い路地で黄色い目と合った 雨宿りできる場所がなかったのか、随分と濡れている にゃあと鳴きながらすり寄ってくる猫に手を差し出す ゴロゴロと機嫌の良い音を鳴らす猫に傘を差し出す 「君も一人なの？」 そんな声をかけてみたが当然、返事はない 「ねぇ、よかったら一緒に帰らない？」 気づけばそう口にしていた その言葉を理解したのか分からないが猫はついてくる 風邪を引かないようにと、持っていたハンカチで軽く猫を拭く 1人と1匹を守るビニールから水が落ちる ぴちゃりと音を鳴らした水溜りには、青空に架かる綺麗な虹が映った気がした 雨はまだ、やみそうにない ──────────────────────── 虹が架け橋なら、雨は個室、傘は鍵。 次のページにはきっと、虹が見える。 ゆっくりめに喋るといいかも。 ⚠️注意事項 ・自分が読みように多少の台本の改変、雰囲気を壊さない程度のアドリブ等を許可します。 ・使用する際はコメントか拍手くれるとありがたいです(任意です) ・パクリではありませんが似たような作品がある場合はごめんなさい。 ・批判はしないで！！！わたくしの柔らかい心にグサグサ刺さるわっ！！！ ・なんか質問あればコメントください。 ・無断転載等はおやめください。 ・nana以外での使用はURLを貼っていただければ許可します。 ・効果音の付け足し、過度なアレンジや改変などはおやめください。 ・セリフは言いやすいように改変していただいて構いません。 ・『路地裏で猫が鳴いている』の部分を音のないところに当てると丁度いい…？ #一人用声劇台本　#声劇台本　#声劇　#オリジナル #一人用朗読台本　#朗読台本　#朗読 #ピアノ #紅葉の物語