【朗読劇】ツバメ商会

読み手：あなたのお名前　　台本：しろーぬ

お散歩日和に ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ⌘ 本編 ⌘ いい天気だ。 アスファルトの隙間から、シュッとした草や黄色い花が生えている。これがただの散歩ならどんなに楽しい時間だろうか。 …道が途切れた。 正しくは、舗装された道が途切れた。 「まじかよ」 少し寂（さび）れたアパートを右手に、でこぼことした坂道を登る。 「…ツバメ商会。」 今日からの僕の職場。玄関前には沢山の盆栽。なかなかにセンスがいい。 「おやおや、随分とかわいらしい坊ちゃんだね」 カワウソみたいな顔の男が出てきた。 「はじめまし…って、うわわっ」 「これこれ、環（たまき）。失敬、うちの倅（せがれ）でしてな。」 猫みたいな顔の子供だ。 奥からジリリリと電話の音。焦った声が続く。 「所長おぉーーー、五丁目ですぅ！」 「来て早々（そうそう）ですまないね、見学も兼ねて一緒に来てもらえるかな」 カワウソではなかった。所長と呼ばれたその男は水をかき分けるように支度をしながら僕に話しかける。 僕は白崎晴太（しろさきせいた） 趣味は散歩。仕事は…これからのお楽しみってことで。 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ⌘ 効果音⌘ 効果音ラボ　静かな住宅街 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ⌘ その他の欄 ⌘ ここまで読んでくださってありがとうございます！ …読むにはちょっと、つめつめです汗汗 ライトノベル風の物語（がはじまりそうだな）と思って黙読音読ご自由にどうぞ！ ひたすらちゅんちゅん聞こえるので、お散歩の気分だけでも味わってください！ #台本 #声劇 #声劇台本 #朗読劇 #朗読