[二人声劇]神葬、起動
All men have need of the gods.
[二人声劇]神葬、起動
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世界が混沌に陥った【超災害】(クライシスハザード)から15年。
復興も遅れながら進む中、時折り時空が揺れる。
人々が惑う中、その原因はこの世界と表裏一体の裏側の世界、魔力満ちる異世界【アナザースペース】での戦いの余波であった。
それを引き起こしていたのはカオスシンジゲートと呼ばれる世界に咎を齎す組織の一つ、【災禍の咎牙】(カラミティ・ファング)と国家包括的特務対機災害特殊救済機構──通称【SAVIOR】(セイヴァー)による【機神】と呼ばれる巨大機動兵器による抗争。
その最中、揺れる街を見下ろす丘に彼はいた。
【1:30】
▲「──災禍(さいか)が訪れた。神を語る愚かな僭称者(せんしょうしゃ)を今こそ葬り、新たなる覇道が始まる」
【1:20】
◎「…お前か」
▲「ごきげんよう、我が主。お加減いかがかな?」
▲「待ちに待った運命の日さ。ここから君の神話が紡がれる」
◎「フッ。父の意志は俺が継ぐ。だからここに来た」
▲「フフッ。その言葉を待っていたよ」
男が指を弾き、空間が歪む。
神をも葬りし機神───神葬機、虚空より現る。
【1:00】
▲「乗りたまえ。カンナギ博士最後の神葬機(しんそうき)だ。これこそが救世主の証ともいえよう」
乗り込むと同時にディスプレイが起動した。生体認証により待機状態であった神葬機が主人により目覚めたのだ。中央部に座すレガリアが光り、モニターが声を捉えた。
▲「レガリアの所有認証(オーナー・オーソライズ)を確認──我が主よ、操作方法はわかるかな?」
◎「無論。この瞬間のために全てを捧げてきた」
▲「お見事。では主よ、ご健闘を。君の覇道に期待しているよ」
◎「ディバイバル・スケール。ヘラクレス、出す」
恭しく礼をする者を残し、今尚揺れる空に飛び立つ真紅の閃光。空間を裂きヘラクレスと呼ばれた神葬機はアナザースペースに今、突入した。
▲「さあ、開幕だ。我らが運命を懸けた神話が今、始まる!」
◎「そうだ、父さん。──全ての機神は俺が滅ぼす」
虚無広がる道の最中、彼は一人、呟いた。
◎
男.カンナギ博士の息子。神葬機ヘラクレスを駆る。
▲
性別不詳。◎を主とあがめ、最後の神葬機を用意した。謎の存在
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ロボットもの
5ヶ月前に作った3話連続投稿しようとして諦めたやつの第1話
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