nana

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🐱「大丈夫、俺は話を聞くだけだ」 💙「わ、わかった」 「大丈夫?」 💙「う、うん」 🐱「そんなに警戒しないでよ、アリス。   俺だって傷つくぜ。   よくあそこから逃げ出すことができたね。   まずはおめでとうかな?    しかし、なんであそこから出てきたんだい?    あそこにいた方が君は幸せだったかもしれないよ?」 💙「……私はただ、お家に帰りたいだけなの」 🐱「家に? ふふふ。ははは!」 「何がおかしいんだ?」 🐱「なんで君は彼女と一緒にいるんだ?   君は彼女のなんなんだい?」 💙「私の騎士様よ! 私を助けてくれたの!」 🐱「騎士? 騎士?!    こいつが? ははは!    愉快! 愉快だ! 実に気分がいい!」 「馬鹿にするのもいい加減にっ!」 🐱「俺の最悪な目覚めが、最高に楽しくなって来た!   いいことを教えてやろう!」 「いいこと?」 🐱「この道を進むと、帽子屋がお茶会を開いている。   彼のお茶会に参加すれば安全な道を教えてくれるだろう。   月のないこんな夜だ。   誰もわからない道を進むよりいいんじゃないか?」 「月が……ない?」 💙「本当、さっきまで綺麗な三日月が浮いていたのに」 🐱「ふふ、綺麗。ね。君らは道を知らないだろう?   俺が帽子屋のお茶会まで案内してやろう。   道を間違えるなよ?」 --------------------------------------- ▶︎ 帽子屋のお茶会  https://nana-music.com/sounds/064dcb8e ---------------------------------------

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