33話秒振り
--
33話秒振り
- 1
- 0
- 0
33話
🦋「あっ、誠さん」
🍬「ソノラさん……その節は、ありがとうございました」
🦋「良いのよ、あれが私の仕事だもの。……それより、その心の方とか大丈夫……?」
🍬「…大丈夫です。」
🦋「ならいいのだけど……。」
🍬「疾風なら休憩室で休んでるはずなので何か用があるなら僕が聞きますけど」
🦋「痛み止めの薬の個数とか傷の具合を見に来たのよ。…まだ楓さんも万全じゃない分他の人の傷を癒せる余裕も無いようだし、そうなると重傷にも関わらず退院した彼女の容態は変動しやすいから、細かいチェックが必要なの。」
🍬「痛み自体は薬で誤魔化してる感じでしょう。立って歩いての動作を1時間続けるのがやっとって所かと」
🦋「本当によく見てるわね……うーん、本当は休んで欲しい所なんだけど英雄が働いてるのに休めませんとか、彼女なら言うんでしょうね…。はい、薬の補充分は一応渡しておくけど過剰摂取厳禁だから容量は守るように言ってくれる?」
🍬「分かりました。」
🦋「あと無理しようとしてたら疾風さんも楓さんも止めること」
🍬「それは言われるまでもなく。」
🦋「楓さんも見回りに行ったなら疾風さんも次は着いていこうとするだろうし」
🍬「見習い生もいたからか着いていこうとしてましたよ」
🦋「あらぁ、予想が当たって嬉しい〜…本当に体を労るって言葉知らないのねあの子達は!!!」
コメント
まだコメントがありません