【予告風声劇】レゾンデートル・コード
◆高宮:katsu ◇綾崎:
【予告風声劇】レゾンデートル・コード
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世界観がしっかりカッコいい感じでした😄チャレンジさせていただきました!!
以下原文!
◆:西暦2382年。政府は特定の犯罪者に対し新たな刑罰を導入した。その名は、『忘却刑』。
◇ 「罪には罰を。平和で安全な 誰も傷つかない世界をつくるため、どうか君は」
◇ 「消えてください」
(銃声)
◆:俺<私>たちは処刑人(ブロー)。罪人の生きた証を抹消する者。
◇ 「ぬるいですねえ、刑の執行に情はいりませんよ」
◆ 「怨(うら)むなら過去の自分にしろって?相変わらず厳しいね〜」
◇ 「無駄話はここまでに。高宮さん、次の仕事です」
◆ 「ぜんぶまっさらにするのが、本当に償うってことなのかな」
◇ 「さあ、?お偉いさん方の考えなんて私<僕>には分からないので」
◆ 「あんたはさ、なんで処刑人(ブロー)やってんの」
◇ 「……弟が、いたんです」
◆ 「_______……は、綾崎が、?」
(00:58〜)(重ねてもOK)
◇ 「あの子の代わりに私<僕>が、腐りきったこの世界を裁くんです……ッ!」
◆ 「正義の名のもとに 綾崎を、『忘却刑』に処する」
◇ 「っだって、赦(ゆる)せるわけないじゃないですか!」
◆ 「あんたの罪は否定する。でも、たとえ咎(とが)められたって、俺<私>だけはあんたの存在を肯定してやるよ」
◇ 「……だからあなたは、甘いんですよ」
◆:レゾンデートル・コード
◇:深夜一時より放送開始
(ノイズの後)
◆ 「悪とは、なんだ」
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◆ 高宮 ( たかみや ) < 性別不問 >
悪人ではないが善人でもない。敢えて例えるなら偽善者。己の正義を貫く為に処刑人をしていたが、最近は『忘却刑』の在り方に疑問を抱いている。
◇ 綾崎 ( あやさき ) < 性別不問 >
忠実なる処刑人。善人のように見えて実際はエゴの塊。本人も自覚済み。弟がひとりいたが、彼は無実の罪を着せられ『忘却刑』となっている。
【 用語説明 】
・忘却刑
刑罰の一種。死刑と共に、受刑者がいた存在の記録と記憶の削除が行われる。つまり、この刑に処された者の存在がなかったことになる。
但しごく稀であるが、受刑者が最期に会いたいと望んだ者にのみ受刑者の記憶が残る場合がある。
・処刑人(ブロー)
『忘却刑』を執行する者を指す。仕事内容は、犯罪者の死刑の執行やその処理、記憶データの改竄など多岐にわたる。直接的もしくは間接的に『忘却刑』に関わったことのある者しか処刑人にはなれない。
[お借りした音源]
フリーBGM DOVA-SYNDROME様より「ロベリア」
その他SEを
効果音ラボ様より
On-Jin〜音人〜様より
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その正義を、証明せよ
とある思想家は言いました。「悪に報いるには正義をもってし、善に報いるには善をもってせよ」と。では、その〝善悪〟はだれの尺度で測れば良いのでしょうか。人を傷付けるのも救うのも裁くのも赦すのも、同じく人であるというのに。
おひさしぶりです、とわです。
新しいおはなしは様々な組み合わせで楽しんで頂けるような物語をどうしても描きたくて。兄弟・姉妹のようなふたり、親友同士のふたり、恋愛感情に発展するかもしれないふたり、何処までも他人でしかいられないふたり、などなど。色々な高宮と綾崎に出逢えたら良いなあ、なんて思ったりしています。皆さまに楽しんで頂けると幸いです。
彼らに息を吹き込んでくださる方を心よりお待ちしております。
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