〈第1話〉 邂逅【後編③】
台本 由季
〈第1話〉 邂逅【後編③】
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【Normal】〈第1話〉 邂逅【後編③】
イリス「………お姉ちゃんは、オリヴァーさんがやろうとしていること、知ってるの?」
アリスティア「…いや?ただ、世間を騒がせてる事件にオリヴァーが関わっていたら、"面白い"と思っただけだよ。最近は、ヤードも探偵も、"有能"だからね。ボクは利益がある方につく…君もそういう口だろう?ウィリアム。」
ウィリアム「ん?俺は知ってることを教えてるだけだよ。」
オリヴァー「では、近いうち伺おうかな。君がどれほどの手腕なのか、見定めに、ね。」
ウィリアム「……君たちの友人には適わないよ。」
アリスティア「………だろうね。それじゃあ、ボクは帰るよ。イリス、元気そうでよかった。………また会おう」
イリス「……うん。お姉ちゃんもお仕事、頑張ってね」
アリスティアは店を出て行き、3人もその後に続く。去り際の"また会おう"は、オリヴァーに向けられていたことなどアリスティアと、オリヴァーしか知らない。
ウィリアム「あ!待ってよ、アリスちゃん!送っていくって!…あ、それじゃあ、2人とも気をつけて帰ってね!」
ウィリアムは施錠をすると慌ただしく店を出て行った
オリヴァー「……イリス。近いうちに会わせたい子達が居るんだ。」
イリス「あ、もしかして、オリヴァーさんのお仕事仲間?」
オリヴァー「そうだよ。」
イリス「わたくしもね、友達ができたんだよ!」
オリヴァー「……!」
イリス「だからね、わたくしは大丈夫。」
オリヴァー「…あぁ」
イリス「またこのお店にも来たいな!今度はみんなで行こう!アレンさんとギルバートさんも一緒に!」
オリヴァー「そうだね。…さぁ、帰ろう、イリス。」
イリス「うん!」
2人は付かず離れずの距離で帰路に着いた
ウィリアムとCrime Eradication Agencyの交流が盛んになったのはまた別の機会に。
FIN
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