第2話「不安」《🪄編》
--
第2話「不安」《🪄編》
- 7
- 3
- 0
リカside
Luminous*Girlsでの仕事終わり。
ミアさんに少しだけ、と会議室に呼び出されたわたしたちは、ミアさんの到着を待っていた。
🔖「遅くなりました。Luminous*Girlsの皆さん、お疲れ様です。参加後初の発表曲になりますので、気合を入れて頑張ってください。よろしくお願いいたします」
ミアさんはそれだけ言うとすぐに去っていった。
せっかちな人なのかな…、と首を軽く傾げる。
🐈「わざわざ会議室に来なくてもよかったんじゃ…?」
💍「確かに。…まぁ、せっかく借りてくれてるみたいだし、ちょっと喋ってこうよ。ランキングの話とかしたいし」
____ランキング、か。
わたしは携帯を開いて今の順位を確認してみることにした。
🐈「ん、リカちゃん何見てるのー??」
🍰「今の…ランキング。どれくらいかなと思って…」
💍「あたしも見る!」
🐈「あたしも!」
結局3人で見ることになり、Twinkler+Twinsの名前を一緒に探した。
思ったより下の方で見つかり、少し落ち込む。
💍「40位かぁ…。上位ランキングって何位までだっけ?」
🍰「えっと、確か30位…かな?」
🐈「もうちょっと上行かなきゃなのかぁ…」
さっきまで明るく話していたが、少し暗い雰囲気になってしまった。
💍「…このランキング、怖いよね。これで出場できるかできないか決まっちゃうんでしょ?」
🍰「…そうだね」
🐈「今回のミニユニットの曲でどれくらい上げられるかにかかってそうだね」
このメンバーで集まると基本騒がしいのだけれど、今日は珍しく2人とも静かだった。
🍰「…頑張らなきゃ」
💍「うん。…でも今回の曲、どっちのグループも新たな一面で売り出すって言ってたし、きっと大丈夫だよ!ね!」
🐈「…そうだね。…てか、あたしたちがこんな弱気じゃダメだよね!!よーし、30位順位上げちゃうぞ〜!」
💍「その意気だ〜っ!」
🍰「ふふ、うん…!」
レイナちゃんとモモちゃんの一言で明るさが戻ってきて、内心ほっとする。
🐈「そうと決まれば練習だー!!スタジオ予約とってくる!」
💍「ぅえ!?モモ!?」
🍰「…行っちゃったね」
💍「あはは、だね。…しょーがない、あたしたちも行こっか」
🍰「うん」
わたしはレイナちゃんを追おうとして、ふともう一度携帯を見た。
…順位が少し下がっていた。
🍰「…」
いっときの順位の入れ替わりで辛くなっていたらキリがない。…のはわかっている。
だけれど…。
💍「リカ!モモスタジオとれたって!急ご〜」
🍰「う、うん」
これで最後と順位を確認し、さらに落ちていたことに落ち込みながら携帯をしまった。
🍰「…いまは練習」
小さく自分に言い聞かせ、スタジオへと走った。
Next→Luminous*Girls's sound
コメント
まだコメントがありません