【声劇】一人旅
読み手:〇〇様/BGM:rito様/台本:子餡
【声劇】一人旅
- 204
- 4
- 0
コラボの際はBGM作者様にも拍手orコメントよろしくお願いします。
一人称等の内容に関係のない部分は自由に変更してもらってかまいません。
始まるタイミング、間のとり方、抑揚、全てお任せします。
以下、台本。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
それは猛吹雪のとても寒い日のことだった。
遠く離れた初めての土地に来ていた私は、帰りの電車が運行中止になった連絡を受け、その土地に留まることを余儀なくされた。
急いで宿を探し、やっとの思いで空きのある旅館を見つけた。
その旅館は人気なのか、受付には制服を着た人が群がっていた。団体客だろうか。
私はその人たちの横を通ってチェックインを済ませた。
部屋まで案内される道中、仲居さんはある話をしてくれた。
このあたりは昔、老人を山に捨てる風習があったらしい。いわゆる口減らしだ。当時はもっと多くの死体が山に転がっていたのだろう。
時折、本当に人を担いで山奥へ入っていく人を見た、という噂話が出回るほど今でもその話は根付いているらしい。
ただ、自然豊かで野生動物も多いこの地域では、その噂の真偽を確かめることすら出来ず、噂は永遠と語り継がれているようだ。
部屋に着いて、仲居さんが最後に「今日みたいな日は道が雪で埋もれているから、足をすくわれないように」と心配をしてくれた。
もちろん足跡が残らないように気をつけたとも。
荷物をおろして一息ついた時、扉をノックする音がした。誰か訪ねて来たみたいだ。
ん?ところで、私がここに何しに来たのかって?
その話はまたいつか。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
#シリアス #P84 #声劇 #声劇台本 #声劇コラボ #声劇台詞 #声劇用台本 #声劇民 #1人声劇 #1人声劇台本 #台本 #コラボ待機 #コラボ待ち
コメント
まだコメントがありません