命綱
陣の奥。
星干しがいつも空を見上げている場所に
真っ白な封筒が置いてある。
「もし私に何かあったら、これを開けてください」
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⭐︎僕らの人生が
⭐︎三文小説だとしても
投げ売る気は無いね
何度でも書き直すよ
誰もが愛任せ
いつまでも彷徨う定め
⭐︎この小説(はなし)の果ての
⭐︎その先を書き足すよ
真実と向き合うためには
一人にならなきゃいけない時がある
過ちだと分かっていても尚
⭐︎描き続けたい
物語があるよ
⭐︎あゝ
⭐︎駄文ばかりの脚本と
⭐︎三文芝居にいつ迄も
付き合っていたいのさ
⭐︎あゝ
⭐︎君の不器用な
⭐︎表情や言葉一つで
⭐︎救われる僕がいるから
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