クリスマスソング

back number × Puttyeel-ぱてぃえーる-

🎁🎄 MerryX'mas 🎄🎁 美味しいお菓子を用意してお待ちしておりますので、ぜひお立ち寄りくださいませ✨ 　⋆⋅⋅⋅⊱∘──────∘⊰⋅⋅⋅⋆ 　𝕊𝕨𝕖𝕖𝕥𝕤 『くりすまんじゅう』 サンタクロースとトナカイを模した、4個入りの可愛らしい饅頭。中身はそれぞれホワイトチョコレート、ビターチョコレートベースの餡。 特別な日、大切な人への贈り物に。偶数個なので2人でシェアしても◎。 　　　　　　　⋆⋅⋅⋅⊱∘──────∘⊰⋅⋅⋅⋆ 　𝕄𝕖𝕞𝕓𝕖𝕣 　　　　　　　🥮風羅 　🍡姐さん 　　　　　　　(ﾊﾓﾘ&ｺｰﾗｽ)　(主旋律) 　　　　　　　⋆⋅⋅⋅⊱∘──────∘⊰⋅⋅⋅⋆ 　𝕃𝕪𝕣𝕚𝕔𝕤 (🥮)寒さが心地良くて あれ 何で恋なんかしてんだろう 🍡聖夜だなんだと繰り返す歌と わざとらしくきらめく街のせいかな 🍡(🥮)会いたいと思う回数が 会えないと痛いこの胸が 🍡君の事どう思うか教えようとしてる いいよ そんな事自分で分かってるよ サンタとやらに頼んでも(🥮)仕方ないよなぁ 🍡(🥮)できれば横にいて欲しくて どこにも行って欲しくなくて 🍡僕の事だけをずっと考えていて欲しい でもこんな事を伝えたら格好悪いし 長くなるだけだからまとめるよ 🍡(🥮)君が好きだ ⋆⋅⋅⋅⊱∘──────∘⊰⋅⋅⋅⋆ 　𝔻𝕚𝕒𝕣𝕪 月日の流れは早いもので、気が付けば年の瀬が目と鼻の先。然しながらその前に、姐さんとあんこはもうひとつ重要な大仕事を控えていた。 ｢クリスマスのお菓子、どうしよっかぁ｣ ｢う〜ん…そうですねえ。一口にクリスマスと言っても色々あるのです、キラキラのイルミネーションとか、ふわふわの雪とか、それと……あら〜？｣ 聖夜を迎える準備に忙しく煌めく賑やかな街を歩きながらの野外ミーティング。その最中、社会人数年目といった風貌の若い男性とその連れであろう美しい女性があんこの目に留まった。別れ際であったらしく、和やかに挨拶を交わし彼女と逆方向に歩き出した男性だったが、その表情はどんよりと暗い。 ｢ん？どうしたの？｣ ｢あの方… 何だか落ち込んでいるみたいなのです。喧嘩でもされたのかしら〜…｣ ｢えぇ、さっきまであんなに楽しそうだったのに？｣ ｢…わたくし 放っておけないのです！｣ ｢あっ、ちょ あんこちゃん！！｣ 言うが早いか、ぴょんと姐さんの肩から飛び降りた妖精はその小さな身体で街ゆく人々の脚を潜り抜け、道沿いの植え込みを囲む煉瓦に登り、件の男性を呼び止めた。 ｢あのぅ、すみません！そこの殿方！｣ ｢えっ…うわぁ？！にっ、人形が喋っ…｣ ｢こらぁ！勝手に飛び出してっちゃダメでしょー！！すみませんお兄さん、うちの子が…｣ ｢へ？あ、はぁ…｣ 人の言葉を話す女児用ドール、もといあんこの隣人をかなりの勢いで追い掛けてきた女性にすっかり面食らってしまう男性。“聖也”と名乗った彼にことの経緯を説明し事情を聞いたところ、先程の女性とは昔馴染みであるらしかった。 ｢…俺、大学に上がった頃からずっと彼女のことが、その…好きで。でも言い出す勇気もきっかけも無いまま社会人になってしまって、気付いたら5年も経ってて……｣ ｢そうだったのですか〜…切ない片想いですねぇ｣ ｢あっ すみません、初対面の方にこんな話を！｣ ｢いえいえ、呼び止めたのはあんこちゃんですし！｣ 私情を他人に話したことを慌てて謝罪する聖也に対して、あっけらかんと笑う姐さん。別に悪いことはしていないじゃないかと頬を膨らませつつ見守っていたあんこだったが、不意に立ち上がっては何かを思い付いたようにあっと声を上げた。 ｢そうだわ〜！わたくし達で聖也さんのお手伝いをいたしましょう！｣ ｢え…？｣ ｢お手伝いって、一体どうやって？｣ 唐突な提案に目を丸くする2人に、あんこは続ける。 ｢プレゼントを作って差し上げるのです！お菓子のプレゼント…それもとびっきり可愛らしい、女性が喜ぶクリスマスらしいものを！｣ ｢…あ〜！なるほどね、それで聖也さんにお客さん第1号になってもらうってこと！｣ 流石パートナーとでも言うべきか、すっかり意向を理解したらしい姐さんはあんこを自身の手に乗せて楽しそうな笑みを湛えている。その横で1人半ば置き去り状態になっていた聖也が、おずおずと口を開いた。 ｢…あの、でも、本当に良いんですか？俺の為に…｣ ｢はい！ そもそもわたくし、あなたさまのお力になりたくってお声がけしたのです！｣ ｢そうですよ〜！ここまで聞いちゃったんだから最後まで付き合わせてください！きっと最高のクリスマスにしてみせますから、ねっ｣ 姐さんが聖也に向けて伸ばした手の上で、Puttyeel付近の地図と連絡先が書かれた小さなカードを差し出すあんこ。暫く固まっていた彼だったが、やがてその表情は穏やかな笑みに変わり、優しい手つきでそれを受け取った。 ｢ありがとう、パティシエさん、妖精さん…販売が開始したら絶対に伺います！｣ ｢｢…はい！ご来店お待ちしております！！｣｣ ⋆⋅⋅⋅⊱∘──────∘⊰⋅⋅⋅⋆ #クリスマスソング #backnumber #ええむ伴奏 #ひな伴奏 #ステレオ伴奏 #ひなステ #ユーリ伴奏 #ユーリbacknumber