【声劇台本】水風船
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【声劇台本】水風船
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SИINKAさんの素敵なBGMをお借りしました。
【台本について】
・性別、言い回しなどのアレンジはご自由に。
・台本お借りしますコメントは不要です。
・コラボの際は必ず伴奏者さんに👏をよろしくお願い致します。
「」…この町に住んでいる少女。一緒に川遊びをしていた妹を水難事故で亡くしてしまった。その悲しみが今も絶ちきれず、いつも川付近を徘徊している。
『』…都会の喧騒疲れからがら田舎町へ気分転換しにやって来た青年。町から少し離れたところを散策していると一人の少女と遭遇する。
{}…『』の心の声。
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そこは陽(ひ)だまりに包まれた田舎町。
都会の喧騒から離れるべく、俺は自然に癒しを求め束の間の休日を満喫していた。
そう、彼女に出会うまではー…。
「こんにちは」
『こんちは。…って、どうしたのその服』
彼女の着ているワンピースはひどく泥水を被っていた。
「お散歩という名の散策です(はにかみながら)」
『{田んぼにでも落ちたか…?}』
(場面切り替え)
「あれから会えてないんです、ずっと」
彼女はそう言って つん、と川に指を入れ水面を揺らす。
『誰に?』
「妹が、いたんです」
(場面切り替え)
「わたしのせいなんです、あの時…目を離してしまったから…っ…だから、わたし…っ…(川奥に入っていく)」
『だからって、こんなことして何になる!(彼女の腕を強く引っ張る)』
(場面切り替え)
「………妹は………許してくれるのかな…」
『君はたった一人のお姉さんなんだから、当たり前だろう』
彼女を抱き寄せると子供のように泣き崩れた。
その時、水面が優しくゆらめいてきらりと光った。
#声劇台本
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