第5章 30話
--
第5章 30話
- 16
- 3
- 0
シスターから「魔法のあめ」は3日後に降ると予言してもらった2人。どうやら該当する場所を知っているみたいで……
「3日後ですか…!?すごい偶然……」
「森にあるお花畑……薄水色の花……もしかしてあそこじゃない?さっき赤ずきん達がいた……」
「あそこですね…!!」
「……行ったこと、あるんですか……?」
「うん。とても綺麗なお花畑だったよ。」
「……いいですね…、僕も、シスターと行きたい……」
「構いませんわよ!!行きましょう!」
「は、はい……!ありがとう、ございます…」
「そういえばお2人共、傘は持ってらっしゃる?」
「はい……!もらいました…!」
「その傘、どういう風に使うかご存知で?」
「えっと……」
「逆にして、受け皿みたいにするの。そうじゃないと空からゆっくりと降ってくる飴を取れないんですの……」
「でもそれだと濡れちゃいますね……」
「「魔法のあめ」は濡れないんですのよ。」
「えっ!?濡れない!?」
「どういう原理かはわからないけど、濡れないんですの。」
「本当に魔法みたいです……」
「それで、飴は食べた方がいいんだっけ?」
「その飴は、食べずに植えた方がいいってお母様に教えてもらいましたわ。」
「飴を……植える?」
コメント
まだコメントがありません