【声劇台本】第七話:霊を祓う、とは【インチキ霊能者召裏の事件簿】
台本:ばね ◆:バスチアン ★:
【声劇台本】第七話:霊を祓う、とは【インチキ霊能者召裏の事件簿】
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お師匠様役、募集中です!
前後のお話はこちらから。
インチキ霊能者召裏の事件簿プレイリスト
https://nana-music.com/playlists/3688204
コラボの際は台本の作者様へ拍手、コメント等お願いします。
以下は台本からの引用です。
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◆召裏(めしうら):株式会社心霊コンサル代表にして(自称)稀代の霊能力者。
★弥勒(みろく):召裏の師匠にして、本物の霊能力者。
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◆入門なんてそんな昔のことはなんとも。
★飾らないけれど、自分を偽るところは変わりませんね。
私は昨日のことの様に覚えています。
どこから歩いてきたのか、服はボロボロ、顔は泥まみれで
それでも意思を秘めた目だけは爛々と光っていた子でした。
◆………。
★霊力のないものは受け入れられないと突き返す僧たちに一歩も引かず
「全ての霊を残らず除霊してやるんだ」と騒いで…
あげく門番に噛み付いて取り押さえられて、ふふふ。
法然(ほうねん)は、あのときの噛み傷を勲章の様に誇っていますよ。
◆お師匠様、自分は昔話をしにきたわけでは。
★最初は頑なに見えたあなたの心は
修行を続けるうちにだんだんと解けて(ほどけて)
あなた本来の優しさが顔を出しました。
悪ぶった様に見せながら、誰よりも他人を想い、行動できる心。
それは、どんな霊力も敵わない得難い才能です。
慈功(じこう)を身を挺して助けた時に私は確信しました。
あなたは、この寺の誰よりも”除霊師”に向いていると。
◆霊力のかけらもない落ちこぼれですが。
★霊力はただの力、霊を祓う手段の一つに過ぎません。
本当の除霊とは、心と心の対話でなされるべきものなのです。
あなたなら、誰よりも正しく霊を祓える。
そう思ったからこそ、貴重な霊具を預けたのです。
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#声劇 #朗読 #台本 #インチキ #霊能力者 #掛け合い
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