メロウ 2話
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メロウ 2話
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🐆腕が軋む。
もう一年も前なのに、昨日の事のようによみがえる記憶。
学園が大きく揺れたあの事件。
オレらの寮長が、大きく揺らいだあの事件。
死に直面した瞬間、視界には一匹の臆病なライオンの姿が映った。
ありえない!こんな状況で、オレ死にそうなのに!
殺そうとしてる張本人がそんな顔。ありえない。
だからオレは___
🐺「ラギー先輩!また寮生が!」
🐆「もー、そういう面倒事は自分で片づけてくださいよ寮長サーン」
🐺「面目ねえっす……」
🐆今年こそはとようやく進級したレオナさんは、
インターンとして実家で執務の手伝いをしている、らしい。
寮で過ごすことも少なくなるからと寮長の座を譲って
あの人はいつも通り気だるげに去っていった。
🐆「ほんっとに血の気が多いッスねウチの連中は」
🐺「俺、ウチの寮がこんなにもめ事が多いなんて知りませんでした」
🐆「いや?」
🐺「え?」
🐆「いくら血の気が多いったっていつももうちょっと理性的……あれ」
🐺「……俺が寮長になってから、ですか」
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🐆 ユア
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🐺 ヨシツグ
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