アイソトープ
r-906
アイソトープ
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遥か瞳に映った天楼
灰の雨に悴んだ劣等
錆びた銃にまた身を委ねていよう
ハロー張り詰めた蓑
血眼の様な障害灯
一睨み捩(よじ)れた鉄塔
濡れた服を乾かす暇も無いな
只冷えた指を見ていた
ERROR! ERROR!
三角の底が
ERROR! ERROR!
夢に描いた揺籠(ようらん)
撰(えら)んだ解は穴だらけ
須(すべから)く身から出た錆か?
縋って縋って
玻璃を磨いて何千と誓い
痛い
ねえ、君の為に泣いてたんじゃない!
笑顔は憎らしげ
首の挿げ替わった王に依る大団円
握ったその手に爪が食い込んだ
それも繰り返した歴史だった
そうさ僕らアイソトープ
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