【声劇】パチ屋の開店前にいる意識高い系彼氏
読み手: 台本:エグゼクティブソーダ
【声劇】パチ屋の開店前にいる意識高い系彼氏
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「見たまえ…あそこに立っている紳士を」
『えっとごめんどれ…?』
「あそこだ…ラッキーストライクを吸っている紳士だよ」
『あ…あの汚いおっさん?』
「汚いおっさんとは失敬な
彼の台を見極める目はもはや未来予知の域だ」
『でも…勝ててないからあの見た目なんじゃないの?』
「大きなリターンには大きなリスクが伴うんだよ」
『あ…うん』
「しかし、戦いが始まれば彼もまた敵となる
今日から稼働する新台を狙って動くことだろう」
『で…何で私は連れてこられたわけ?
パチンコしたことないんだけど』
「無論新台を確保するためだ
このパチンコ店の店内マップは完全に把握している」
『ごめん話が見えてこない』
「このパチンコ店の入り口は右下にある
しかし、新台が入る場所は店の左上…」
『あ~なるほど
入って右上に進行するルートと左下に進行するルートで手分けするってわけ?』
「察しがいいな、その通りだ
僕の計算が正しければ新台確保率が20%も向上する」
『うん帰るわ』
「どうしてだ!?ここの自販機のコーヒーはBOSSだぞ!」
『黙れカス』
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#炭酸水の台本 #台本
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