殺戮の舞台女優 Michele Malebranche
彼女が犯罪史の表舞台に登場する事三度に渡り、
その短い生涯に於いては多くの奇怪な謎が残されたまま
今だ完全には解明されていないのである。
初舞台「パパの幸せを描いてあげる・・・」 en 21 Novermbre 1887
実父 Joseph Malebranche
の凄惨な変死事件
証拠不十分及び、年齢に対する殺害遂行能力に疑問の声が上がる。
現実と幻想の境界を認識出来ていない類の言動を繰り返し、
行動にも尋常ならざる点が多々見受けられた・・・。
(識られざる幕間劇)
鮮朱から冷蒼へ-De rouge vif au bleu froid-
移り変わる
舞台の上に女優-Actrice-を呼ぶ
街角の影-Silhouette-手招くのは
闇-Tenebres-を纏った
貴婦人-Damenoble-
素早く抱き寄せ 首筋に熱い接吻-Baiser-を
少年-Garcon-の液体-Sang-は仄甘く
血赤色-Rouge-の陶酔感(ゆめ)を紡ぎ
永遠(とわ)の夜-Nuit-に囚われた
花-Fleur-は咲き続ける・・・
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