1人声劇『君を待ち続ける』ただ君に晴れ
ヨルシカ
1人声劇『君を待ち続ける』ただ君に晴れ
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こちらも、「ただ君に晴れ」を題材に作った台本です!
明日も生きてる君をここで待ち続けて、ただ思い出に浸る。そんな台本です!
多少のアレンジ、語尾、言い方 等々…可能です!
男女兼用ですので、一人称や二人称 等の変更可能です!
──台本──
海月のような月が浮かんでいた。
ぼんやりと眺める私に、誰にも話しかけられる事はない。
なんだか、寂しいような安心するような変な感じだ。
鳥居に、私の頬が夏の匂いで撫でられるような…そんな、くすぐったい感じだ。
もうここも、錆びれてきた標識。
廃れていく町を感じて、なんだか気持ちがセンチメンタルになる。
君は思い出なんて要らないと、写真なんてゴミじゃないか。と言ってたけど、私にはキラキラと輝いていた日々を映す素敵なものだと思った。
だから、今も口を噤んだまま。君を眺める。
私に追いつけないまま、君は大人になって、このバス停で私は坂を上る。
ねぇ、もうそれでいいでしょ?
君との思い出を噛み締めるのは、私だけでいいから。
だから…
もう、諦めてよ。
#ただ君に晴れ #台本 #1人声劇 #男女兼用 #センチメンタル #忘れない私
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