王様と勇者
読み手: /台本:月花 :裸王Project
王様と勇者
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⚔️陛下!勇者様がおみえです。
♔.゚うむ、通したまえ。
△失礼します!陛下。おはつに·····
♔.゚そんな硬っ苦しいあいさつはよい。早速本題に入る
△はい
♔.゚魔王が操縦するロボットがこの国の付近まで来ている。しかもそのロボットのエネルギーは人間の負の感情という噂だ
△人間の·····負の感情·····ですか·····?
♔.゚あぁ。そのエネルギー原がこの国の娘、エリルだと
△エリルが·····!
♔.゚エリルとお主は確か幼なじみだったな。
△はい。まさかエリルなんて·····驚きです·····。エネルギーになるまで負の感情を·····俺のせいだ·····
♔.゚と、申すと?
△エリルはいつも明るく優しくて何かあっても表には出さず溜め込むようなやつなんです。それが爆発すると冗談混じりに、私なんて必要ないよねーとか、いてもいなくても変わらないし他の人より飛び出たものも無いしー。と笑いながらいうのです。それを知っていたのに俺は流していたんです·····エリルの心の叫びに·····
♔.゚エリルの人柄の良さは聞いている。いつ爆発してもおかしくはないと思っていたのだが·····だがな勇者よ。その事に自分で気づけた。それが大切なのだ。勇者はエリルの事どう思ってるのかね?
△エリルは俺にとって大切な人です
♔.゚なら。今からでも伝えるといい。その時伝えられなかったのならなおさらだ。エリルは勇者の答えを待っていたのだ。今でも。
△今でも·····ですか?この思いを伝えればエリルは·····!
♔.゚その答えはわたしには分からない。エリルにしか分からぬ事だ。わたしは昔、勇者と似たような事があって大切な友人を変えてしまった·····。大切な友人だと伝えられぬまま、話したい事も話せぬままだ·····。大切な人には辛い顔よりも笑顔でいて欲しい。一緒に笑顔で楽しく過ごしたい·····その後悔でいっぱいなのだ。だからこそ勇者には後悔して欲しくないのだ。これがどんな結果を産むかは分からない。だが今の勇者の顔を見てると昔のわたしを見ているようで·····勇者よ·····エリルにその思いを伝え魔王のロボットをこの国から遠ざけるのだ
△はい。招致いたしました
魔王のロボットの続編となる声劇です。⚔️←が国の兵士、♔.゚←王様△←が勇者です
3人でやったり声を変えて2人でやったりと自由です
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