【声劇台本】明日、夜が明けたなら
♢小夜:鎖鳴 × ♦︎蒼士:俺 台本:佐倉
【声劇台本】明日、夜が明けたなら
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〈BGM in〉
♢ 自然を奪い、無類の発展を遂げた惑星。際限なく私欲を満たす人々に、神はとうとう裁きを下した。
♦︎ 100年前、突如として消えた太陽。この世界は、夜の闇に囚われた。現在(いま)を生きる俺達は、まだ…
〈SE:涙が落ちる〉
♦︎ 朝の光を知らない。
〈SE:記憶が蘇る〉
〈SE:ページをめくる〉
〈BGM in〉
♢ 「明けない夜はない…か」
♦︎ 「シェイクスピア?好きだね、それ」
♢ 「いつか見てみたいの。彼の言う夜明けってものを」
♦︎ 「なら、そろそろ覚悟を決めないとな。時間は待ってくれないんだ」
♢ 「…ねぇ、蒼士。空はどのくらい、青いんだろうね」
〈SE:本を閉じる〉
〈SE:紙を破る〉
♦︎ 「何でそうやって、途中で諦めるんだよ!?」
♢ 「だって、この夢はどんなに頑張っても叶わない!朝を知ってるあなたには、分からないでしょうね…!」
〈SE:鼓動が止まる〉
♦︎ 「…っ、あぁぁ…!」
♢ 「そうし…?」
〈BGM in〉
♦︎ 信じて欲しかった。太陽の明るさも、空の青さも、決して"夢"ではないのだと。
♢ 一度手にした温もりを失う、それがどれだけ辛いことか。私、分かってたはずなのに…!
♢ 「【明日、夜が明けたなら】」
♦︎ 「小夜。一緒に、朝を見に行こう」
コメント
3件
- デカ子
- 工グゼクティブソーダ
- デカ子コラボありがとうしゅわしゅわ。 いやこれは似合いすぎてる、結構低いトーンできたからびっくりしたわ。いや、優しい蒼士君やぁぁ。完成品ききたかったからめちゃ嬉しい。やっぱ演技格段にあがってきてるな。静かに怒るのすこ。