12.雪の過去
劇団indies
12.雪の過去
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⛄️❄️🍁
幼少期雪「今日は若様とのお見合い…深呼吸深呼吸…。……あっ!あれが若様かしら…しっかりしなくちゃ!」
若様「初めまして、お名前を聞いても?」
幼少期雪「初めまして、雪です。」
若様「えっと…すみません。こう言うものは苦手なもので…。」
幼少期雪「ふふっ私もです。」
雪「それでその日はそのまま終わったんだけど、その日から何度か会うことになっていって自然と話せるようになったの。それでね…その若様は私のことを…、あの場所から救い出してくれたの。」
若様「雪…雪はこのお見合いどう思う?」
幼少期雪「私には…荷が重すぎます。」
若様「本心は?」
幼少期雪「何言ってるんですか…本心ですよ。」
若様「そうか。…実は、私には気になる人がいるんだ。だから…このお見合いは無かったことにしたい。」
幼少期雪「気になる人…?」
若様「うん…救ってやりたいんだ。ずっと部屋に閉じ込められて…彼女にいろんな世界を見せてやりたい。」
幼少期雪「是非救ってあげてください。きっと彼女も私のように誰かに救って欲しいと思っているはず。」
若様「…そうだったんだな。…雪、良ければ雪も救われてみないか?」
幼少期雪「…はいっ!」
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- 黒月@ユニット垢🍁 https://nana-music.com/sounds/063399d6
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