
【朗読台本】Placeboー覗色
朗読:お名前 伴奏:レーニャ様
おはようございます。(出社の挨拶) 前回からかなり時間が開きましたが続きです。 長いかもしれない……………です(震) (以下台本) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ふと、声が聴こえた。 ぼおっと霞んだレンズの向こう、視界いっぱいに広がるのが人の顔だと気づいて目を見開く。 暖かな陽の色をした肌。 「…………何…?」 思わず口にした呟きを拾いあげて、 驚かせてごめんね、とそいつは律儀に謝った。 『俺はナツっていうんだ。君は?』 「ぇ…僕は………。その…い、言えない…。」 『イェナイ…?ふぅん…そっか!』 よろしくね!と笑うこいつは、きっと何にも理解していない。と思う。 『ほら、これ君のでしょ。』 徐に目の前に差し出された掌を見る。 「…あ、これ…」 『足元に転がってきたんだ。綺麗だね、このビー玉』 「ビィダマ…知ってるのか?」 『もちろん。俺の母国の玩具だからね』 「母国…」 『そうそう。』 ナツは背負っていた鞄を下ろして、長い紐の付いた小さな巾着を取り出した。 『なくしたら勿体ないでしょ。ほらこうやって…』 ビィダマを入れた巾着の口をキュッと絞り、紅い紐を僕の首の後ろで器用に結ぶ。 そうして僕の胸元にぶら下がった巾着を見て、奴はふふ、と満足気に笑った。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 補足 霞んだ かすんだ 陽 ひ 呟き つぶやき 律儀 りちぎ 徐に おもむろに 掌 てのひら 玩具 おもちゃ 紐 ひも 巾着 きんちゃく 絞り しぼり 紅い あかい ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 第1話 https://nana-music.com/sounds/0608133c 第3話 https://nana-music.com/sounds/061bd16b 第4話 https://nana-music.com/sounds/061d4eec ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー (以下雑文) もっと早く出すつもりでした(懺悔) そしてやっぱり長い…土下座… 長いです。すみません。ほんとに削ったんです。これでも。いつもいつもすっごく削ってるんです。信じてください。信じろ。 しっかり間をとると多分入り切らないです。 気持ち早めに喋ってギリギリ…くらいかな… (希望的観測) でも読み手の方々、尺の調節上手なので大丈夫ですよね。 大丈夫です。 よろしくおねがいします。 みなさまの素敵な朗読をお待ちしています。 レーニャ様に大感謝。 コラボ元の素敵なピアノに是非拍手コメントを。 #台本 #朗読 #声劇 #朗読台本 #声劇台本
