序章 1.
ヘクセモワール魔法学院
序章 1.
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ℍ𝕖𝕩𝕖𝕞𝕠𝕚𝕣𝕖 𝕄𝕒𝕘𝕚𝕔 𝔸𝕔𝕒𝕕𝕖𝕞𝕪
序章 1.
ヘクセモワール魔法学院卒業式翌日
SE 廊下を歩く足音。止まる。
SE ノックの音
ルチア「先生?ムー先生?
ウンディーネ寮、寮長のファンティーヌです」
女の声「う、うう・・・」
ルチア「先生、どうかしましたか?!」
女の声「う・・・」
ルチア「失礼します」
SE ドア開く
SE 慌てたような足音が数歩。止まる。
ルチア「(呆れたように)ムー先生・・・」
ムー「あぁ、申し訳ない、驚かせてしまったようね」
(伸びをする)
ムー「ん・・・、はぁ、またソファで寝落ちしちゃってたみたいね。気がつかなくてごめんなさい」
ルチア「それはいいですが、とりあえず、これでも羽織っていただけますか?流石に同性とはいえ、目のやり場に困ると言うか、あまりにも端ないかと・・・。
これをどうぞ」
SE 衣服を渡す音。
ムー「ありがと」
SE ゴソゴソと着る。
ムー「このトロイメライ・ムー、一生の不覚。昨夜ちょっと呑みすぎた、だけであんな格好で寝ちゃってたなんて」
ルチア「先生、そのお言葉、去年も聞いた気がします」
ムー「え?そ、そんなことありまし・・・たね。はい」
ルチア「卒業生が皆、この寮を出てしまった去年の卒業式の翌日まったく同じやりとりをした気がしてますわ」
つづく⏬
https://nana-music.com/sounds/06107b54
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