オリヴァー 中編②
⚠企画用のため関係者以外閲覧及び視聴禁止
オリヴァー 中編②
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【仮面ごしの狂気~ひび割れた正義~】
オリヴァー・ノーツ キャラクターストーリー
中編②
思い出すのは幼少期
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父を亡くして間もない頃、オリヴァーは元気のない母のためにあるものを探していた。
探し物が見つかったのは日が暮れた頃
幼い彼は家に帰るなり母親に駆け寄る
オリヴァー「母さん!見て、四葉のクローバーだよ!」
母「…ありがとう。でもね、クローバーが可哀想だから、気持ちだけ受け取っておくわね。」
オリヴァー「え?」
母「オリヴァー、どんな物にも命が宿っているの。このクローバーにも、ね?だから、せっかく頑張って生きてきたのに、途中で摘み取っちゃったら可哀想でしょう?」
オリヴァー「……僕、酷いことしちゃった」
母「オリヴァー、一緒に埋めようか」
オリヴァー「…うん」
2人は庭に出て、踏まれない場所にクローバーを埋める
母「母さんのために摘んできてくれたのよね?」
オリヴァー「…ごめんなさい」
母「…クローバーの命を摘み取ってしまったことは仕方ないわ。次から気をつければいいもの。でもね、オリヴァー。私、とっても嬉しいの。あなたが思いやる気持ちを持って生まれたことが。」
オリヴァー「みんな持ってるんじゃないの?」
母「そうね、みんながみんな人を思いやる心を持っていれば、争いなんて起きない。でもそれが世界中で起こっているの。オリヴァー、世の中にはね、自分と分かり合えない人もきっと居るわ。でも、それを真っ向から否定しては駄目。いろんな考え方があるの。だからそれを尊重すればきっと美しい世界になるんだわ。…あの人が望んだ世界は成し得なかったけれど…」
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