故郷の人々
フォスター
故郷の人々
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故郷の人々」(Old Folks at Home) が、スティーブン・フォスターが1851年に制作したミントレルソング。別名「スワニー河」(Swanee River)。フロリダ州の公式州歌でもある。
フォスター自身はスワニー川どころかフロリダへ訪れたことすらなかったが、歌の人気のためフロリダでは川をみるための観光が行われている。また、この歌は1935年にフロリダ州の公式州歌となり、2008年には一部の不適切な歌詞が改められた[3]。
黒人奴隷の視点から一人称で歌詞が書かれていて、歌詞の一部「longing for de old plantation」(懐かしいプランテーションへの想い)が奴隷制度をロマンチックに表現したとして批判を集めている[5]が、フォスター自身は南北戦争では北軍を支持し奴隷制度の廃止を支持していた。
現在は民族差別用語としてみなされる「darkies」(黒んぼ)が歌詞に使われているため、1978年のフロリダ州議事堂の新ビル記念式で「brothers」(兄弟)に置き換えられる[6]など、歌詞の一部が歌手や観衆の間で当惑の種となっていた。また他には「lordy」(信じられない)、「mama」(ママ)、「darling」(ダーリン)、「children」(子供たち)、「dear ones」(親愛なるもの)などに置き換えられることがある。
歌詞の意味・日本語訳(意訳)
1.
Way down upon de Swanee ribber,
Far, far away,
Dere's wha my heart is turning ebber,
Dere's wha de old folks stay.
スワニー河へ向かって、遠く、遠く
そこは私の心が向かうところ
そこは懐かしき仲間達がいるところ
All up and down de whole creation,
Sadly I roam,
Still longing for de old plantation,
And for de old folks at home.
人生の浮き沈みに 一人悲しくさまよう
今でも懐かしく思い出される
プランテーションで働いていた頃を
そして故郷の人々を
chorus:
All de world am sad and dreary,
Ebry where I roam,
Oh! darkeys how my heart grows weary,
Far from de old folks at home.
<コーラス>
この世は常に悲しく憂うつだ
行くところすべてが
ああ、同じ黒人達なら分かるだろう
故郷の人々から遠く離れて暮らす
この心の憂いが
2.
All round de little farm I wandered
When I was young,
Den many happy days I squandered,
Many de songs I sung.
若い頃に歩き回った小さな農場では
たくさんの幸せな日々があり
たくさんの歌を歌った
When I was playing wid my brudder
Happy was I
Oh! take me to my kind old mudder,
Dere let me live and die.
兄弟と遊んでいた頃が幸せだった
ああ、優しい母さんのところへ連れて行ってくれ
僕はそこで生き、そこで死にたいんだ
chorus:
3.
One little hut among de bushes,
One dat I love,
Still sadly to my mem'ry rushes,
No matter where I rove
茂みの中にあった小屋が大好きだった
どこを歩いていても
悲しさと共に記憶がよみがえってくる
When will I see de bees a humming
All round de comb?
When will I hear de banjo tumming
Down in my good old home?
いつ聴けるだろうか
巣の周りでハチが飛ぶ音を
いつ聴けるだろうか
懐かしき故郷でバンジョーの音を
Blues Harp 532/20 MS C
2021年8月1日
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